よく、科学的根拠がない・・・
ということで否定されることがありますが、
宇宙も人間の体も、
科学では、わからないことだらけ。
そして、科学的大発見も、
新たな発見によって、
覆されることがあります。
知恵というのは、
知識に、個人の経験がプラスされて、
解釈されたもの。
知識には、科学も含まれますね。
ということは、
科学 < 知識 < 知恵
が、成り立つと思うのです。
科学も、知識も、
インターネットや書籍で調べることができます。
でも、知恵は、
調べたことを、どう解釈し、
現実にどう生かすかということ。
つまり、総合的人間力が問われますね。
例えば、リオ・オリンピックまで5大会連続出場し、
計23個の金メダルを獲った
競泳のマイケル・フェルプス選手。
長い選手生活の間、
怪我や体調不良など、
幾多の困難があったことと思います。
当然、世界最高の医療や治療を受けてきたと思います。
科学的データが駆使され、
科学的と言われるトレーニングもしてきたことでしょう。
そういう経験の中で、
何が本当に自分の体をよいのか、
知恵を磨いてきたのでしょうね。
そして、世界中の注目を集め、
史上最高の数の金メダルをとれるかどうかという、
大勝負の舞台の直前に、
カッピングをしたわけです。
最高のコンディションにするために選んだのが、
数千年の歴史のあるカッピング。
古今東西の莫大な数の人間の知恵の結晶であり、
常に、その時代の最高・最新と言われる中から、
生き残ってきたものです。
最高の知恵があるから、
史上最強のアスリートになれたでしょうし、
その彼が、カッピングを選んだのも、
必然でしょうね。